カーボンアウェア(二酸化炭素を考慮した)・ソフトウェアが脱炭素化の中心になる
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カーボンアウェア(二酸化炭素を考慮した)・ソフトウェアが脱炭素化の中心になる

カーボンアウェア・ソフトウェアは、今後、成長する実践分野となりそうです。 私たちの調査では、8%のソフトウェア実践者が「すでにカーボンアウェア・ソフトウェアを作成している」と回答し、別の46.23%の実践者が「カーボンアウェア・ソフトウェア機能を実装したい」と回答しています。カーボンアウェア・ソリューションは、ソフトウェアの効率だけでなく、地理的な位置や1日の時間帯との関連でソフトウェアを考慮します。カーボンアウェア・ソリューションにより、ML開発者は、送電網で再生可能エネルギーがより多く利用できる時間帯に、トレーニングセッションを計画することができます。送電網の炭素強度 は、時間や場所によって変化します。より再生可能エネルギーの多い送電網の地域からエネルギー源を選んで使用することも可能です。テレメトリーによって、開発者は、トレーニングセッションの炭素コストを確認できます。Google Cloudでは、開発者が 「最もクリーンなエネルギーを備える場所を選択しさらに総カーボンフットプリントを5倍から10倍削減することができます」。

Xboxなど、人気のある民生品にカーボンアウェア機能が追加されています。現在、Windows 11が特定の時間帯にアップデートを実行するように最適化されているのと同様に、Xboxコンソールは、コンソールが最も再生可能エネルギーを使用できる時間帯に、アップデートとダウンロードを計画するように最適化されています。

_「環境変数ポッドキャスト」_という番組で、研究者のDawn Nafus氏とLaura Watts氏は、二酸化炭素への考慮について人間側の問題を話しています:ラボのAI開発者に影響を与える社会的要因とは?また、最適な時間帯にトレーニングを行ったり、最適な場所のエネルギー源を利用したりするために、組織やインフラのどのような後方支援者が計画を手助けするのか?ICT産業のグリーン化には、カーボンアウェア技術自体だけでなく、これらの技術が広く採用されることが重要なステップになります。

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