方法論

2023年版SOGSレポートは、ソフトウェア実践者の視点からグリーンソフトウェアの現状を深く洞察するための、大規模な共同作業の集大成です。この出版物は、財団の「セオリー・オブ・チェンジ」の核心部:知識、技術文化、およびツールを網羅しています。

私たちの旅は、2022年第3四半期の「グリーンソフトウェアの現状調査」から始まりました。この取り組みでは、ソフトウェアの炭素排出量を測定・監視するための既存ツールのナレッジマッピングと分析をサポートするために、入念な調査設計を通じて綿密な予備調査を推進しました。

グリーンソフトウェアの現状調査

SOGSの世界調査は、定性と定量の側面を融合させたものです。25の質問を通して、人口統計学的情報とデータを収集し、ソフトウェア開発者の視点から、考慮や採用の程度、対立のポイント、そしてグリーンソフトウェアの促進を支援するものを突き止めることから始めました。

世界中の様々な組織の多数のソフトウェア実践者から、合計2,191件の回答が集まりました。私たちの調査には、様々な企業規模や地域からの参加者がいました。日本、オーストラリア、ポーランド、メキシコ、イギリス、米国など、世界各地から情熱的な声が寄せられました。この調査は世界各地で実施されたため、グリーンソフトウェアの状況について、国境を越えた豊かで包括的な視点を得ることができました。

二次調査

SOGS調査に加え、マッキンゼーやガートナーなどの大手コンサルティング会社の報告書や、ネーチャーなどの一流雑誌に掲載された最先端の査読付き学術研究で共有される知見を、二次デスクリサーチで掘り起こしました。また、グリーンソフトウェアのソート(思想的)リーダーからの視点を求めました。これらの会話は、私たちに独自の視点と、理論が企業、ドメイン、アプリケーションを通じてどのように解釈されるかについての認識を与えてくれました。

SOGS調査から得られた豊富なデータと、包括的な背景調査を融合させることで、SOGSのデジタル出版物は、世界のグリーンソフトウェアの現状を全体的かつ正確に提示しています。

謝辞

SOGSは、複数の学問分野と地域にまたがる多くの人々の知識、専門性、サポートを必要としました。当ファウンデーションは、「グリーンソフトウェアの現状」報告書第1版の開発、計画、発表、プロモーションに重要な貢献をされた各個人に感謝いたします

指導部

Asim Hussain(エグゼクティブディレクター兼委員長)

Chris Adams(政策ワーキンググループ議長)

Elise Zelechowski(政策ワーキンググループ議長)

Tamara Kneese(主席研究員兼著者)

開発チーム

Anita Holczmann(エグゼクティブ・プロジェクト・マネージャー)

Catherine Maughan(テクニカルコピーエディター)

Ismael Velasco(研究員)

Jenya Sapriykina(グラフィックデザイナー)

Namrata Narayan(コミュニケーション・スペシャリスト兼編集者)

Oleg Zhymolokhov(プロジェクトマネージャー)

Osama Jandali(リードウェブデベロッパー兼デザイナー)

エバンジェリスト

Adam Jackson(コミュニティ・モビライザー)

Chris Lloyd-Jones(アクティベーター)

Lisa McNally(ストラテジック・アドバイザー)

Zane Griffin Talley Cooper(サーベイ・デザイン)

私たちのメンバーやパートナーの素晴らしいコミュニティは、調査について広く知ってもらうために極めて重要な役割を果たしました。彼らの支援により、私たちの仕事の基盤となる豊かで多様なデータセットが構築されました。Accenture、Amadeus、Avanade、Boston Consulting Group、Container Solutions、The Explorers、Globant、Intel、Mastercard、Microsoft、NTT Data Corporation、Syngenio AG、Texas State University、Thoughtworks、およびUniversity of Bristolから回答をいただきました。特にAvanadeは、社員の間でSOGS調査の認知度が高まりました。皆様のご尽力により、私たちが分析し、有意義な結論を導き出すための洞察の宝庫を提供していただき、ありがとうございました。

また、Twitter、LinkedIn、Eメール、およびウェブサイトを通じて、SOGS調査にご協力いただき、経験を共有していただいた一般の方々のネットワークに感謝いたします。

2024年に本発行物の次号をお届けすることを楽しみにしています。

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Green Software Foundation(2023年5月31日)グリーンソフトウェアの現状【デジタルレポート】https://www.stateof.greensoftware.foundationから取得